クヒオ大佐 (2009) Japan <The Wonderful World of Captain Kuhio> [film reviews]
九段下へ行ったシゴトの帰りに、フィールドワークも兼ねて市ヶ谷のほうへ歩いてみました。すると、宮崎県東京学生寮なるものがドドーンと建っていてびっくり。県によっては、こんなものもあるんだ~って思いながら、私の出身地三重県は・・・とググッてみたもののヒットせず。三重県って、県産物のショップも東京になくて、寂しい限りです。宮崎県=堺雅人さんの出身地ですね^^
自称アメリカ人のジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐。父はカメハメ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこ、現在は米軍特殊部隊のパイロットという華麗な経歴の持ち主。そんなでたらめの経歴とベタな軍服をかざし、女性を騙しては貢がせる結婚詐欺師だった。弁当屋の女社長はクヒオの虚言を信じ、一方クヒオは若い学芸員や銀座ホステスにも目をつけていた。
堺雅人、第3弾。余り期待せずに観た今作、けっこう面白かったです。実際のクヒオ事件をよく知らない世代として、84年に逮捕された際に世間に知れた彼と、90年の湾岸戦争に対する日本国の姿勢、「アメリカ人に "金" を与える日本人」像を結びつけた洒落たオープニングから、惹き込まれました。いかにも整形っぽい付けバナの堺雅人も、いつもより端正な顔になってるし。
第3者が冷静にみると、どうしてこんなきな臭い奴に騙されるのか!? 不思議なはずです。ただ、誰にだって経験があるように、恋は盲目。ただそれが、騙されていたかいなかったのかの紙一重の違いだけ。弁当屋の女社長(松雪)も言ってたように、「ただ目の前にいるクヒオが好きだった」と。恋をしているからこそ、好きな人を信じたい気持ちは解らなくもありません。
それに。若い学芸員と銀座のホステスにもモーションを掛けるクヒオだけれど、きな臭いクヒオを心から信頼して貢いだのは弁当屋の女社長のみ。若気の至りもあったけれど、クヒオの皮を剥がそうとする賢い女性もいたことが、ご都合主義一辺倒の展開を防ぎ、また、クヒオの幻想と妄想と現実がごった煮したラストも、声をあげて笑ってしまいました。とにかく、よく笑いました。
第3者が冷静にみると、どうしてこんなきな臭い奴に騙されるのか!? 不思議なはずです。ただ、誰にだって経験があるように、恋は盲目。ただそれが、騙されていたかいなかったのかの紙一重の違いだけ。弁当屋の女社長(松雪)も言ってたように、「ただ目の前にいるクヒオが好きだった」と。恋をしているからこそ、好きな人を信じたい気持ちは解らなくもありません。
それに。若い学芸員と銀座のホステスにもモーションを掛けるクヒオだけれど、きな臭いクヒオを心から信頼して貢いだのは弁当屋の女社長のみ。若気の至りもあったけれど、クヒオの皮を剥がそうとする賢い女性もいたことが、ご都合主義一辺倒の展開を防ぎ、また、クヒオの幻想と妄想と現実がごった煮したラストも、声をあげて笑ってしまいました。とにかく、よく笑いました。
実際のクヒオはおいといて、映画のクヒオは幼少時の経験から、現実を現実のまま受け入れられない大人になってしまったよう。凶悪な父の姿をみて、女性に優しく(しかし歪んだ)する姿勢を学んだのかも。ただ、堺雅人になら騙されてもいいって女性は、きっと多いんじゃないかな。かくいう私も、その1人^^ 「クヒオ大佐、結婚して!」なんちゃって。やっぱり嫌かも(笑)

◇監督:吉田大八 『腰抜けども、悲しみの愛を見せろ』、『パーマネント野ばら』
◇出演:堺雅人 『クライマーズ・ハイ』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』
松雪泰子 『沈まぬ太陽』、『笑う警官』
満島ひかり 『愛のむきだし』、『食堂かたつむり』
中村優子 『ストロベリーショートケイクス』、『真夏の夜の夢』
新井浩文 『ぐるりのこと。』、『蟹工船』
2010-02-10 07:01
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堺さんだから魅力的ですけど、実在のクヒオ大佐はしょぼい人なんでしょうね。
でも映画は面白かったです。
ラストはちょっとなと思ってしまいました。
あのシーンのためだけにアメリカロケしたらしいですけど。
by きさ (2010-02-10 23:59)
実際のクヒオ大佐の写真、みました。
顔がよくわからなかったけれど、年いってましたね。
たしか、世間に名が知れた逮捕のとき(詐欺の前科あり)は、50代だったんじゃ
ないでしょうか。結婚して、子供もして、まだ結婚詐欺してたらしいし。
ラストは、訳わかんない唐突な感じにスケールアップしてて、わたしはかなり
楽しめました。
アメリカロケをしたって知って、余計に笑えてきました。
by クリス (2010-02-11 00:42)
まあ、実際の事件は騙したほうも騙されたほうもしょっぱい世界な気がします。
でも言われないとアメリカロケとは分からないですよね。
横須賀で撮ったのかな、くらい思ってましたし。
どうも監督の思い入れで、特殊部隊の人も元軍人だったりするそうです。
お金なくて1日で撮ったそうですが。
by きさ (2010-02-11 09:26)
しょっぱいでしょうね~。実際は、クヒオの奥さんは彼がアメリカ人じゃなかったことに
驚いたっていいますから。
アメリカロケ、それも1日しかなかったことは、俳優としてけっこうな
プレッシャーだったという堺雅人のインタビューがありました。
元軍人もいたなんて。
たしかに動きがプロっぽかったかも!?
by クリス (2010-02-11 10:21)
堺さんにぴったりの役でしたね~。テレビの20分くらいのVTRでまとめられそうな話を(実際、おどろきもものき20世紀という番組で紹介されているのを見た。)映画として脚色して面白くしてたと思います。
by なぎ猫 (2010-02-11 10:30)
ぴったりでしたね~。
実は堺雅人=クヒオという図が全然イメージできなかったんですが、
たぶん迷いながらだと思うけれど、彼のクヒオ像がとても
おもしろかったです。迷いがあったところがみえたのも、余計によかったかも。
nice!をありがとうございました。
by クリス (2010-02-13 12:15)
騙されないようご注意ください。
でも、クリスさんはそんなこと書いてるけど、大丈夫な人のような気がします(あくまで想像ですが)。
by 丹下段平 (2010-02-16 22:39)
あー クヒオには騙されませんね。それは自信があります。
が、堺雅人にはコロッと騙される気がします。これも、自信があります(笑)
nice!をありがとうございました。
by クリス (2010-02-17 07:44)