おしゃれ泥棒 (1966) USA <How to Steal a Million> [film reviews]
贋作画家の父、シャルル・ボネの娘ニコルは、父の家業を恐れながらも陽気な父を慕っていた。ある日、ボネ家を内偵中の私立探偵シモンが忍び込むが、ニコルはたちまち彼をみつけて泥棒と信じ込む。数日後、父の贋作を飾る美術館から、科学的検証がおこなわれることを告げられるシャルル父娘。ニコルはシモンに、警備が厳しい美術館から盗み出してほしいと依頼する。
たいするピーター・オトゥールも、『アラビアのロレンス』の目がギョロギョロした風格ある立ち居振る舞いは一層し、柔らかく美しい物腰と気どった態度で本性を隠すという、いかにもプレイボーイ的な、または詐欺師的な役柄で、オードリー扮するニコルを翻弄させます。2人ともがスターだけど、どこか馴染みやすい抜け具合があるせいか友人のはなし的感覚に陥ってました。
ストーリーは、現代のロマコメに犯罪テイストを入れ込んだ、軽いノリに仕上がっています。気軽に観れる反面、作品のよしあしは役者の魅力に大きく依存していた気もしました。犯罪者だけど決して悪人じゃない父を想う娘ニコルの健気さや、ニコルに惹かれながらも、その想いをひた隠しにしようとするシモンの実は純粋なところが、今作のいちばんのみどころかなあ。
いつみても、妖精のような透明感のあるオードリー。この作品の頃は35歳前後だったなんて、信じられないほどの天然ボケ味とキャピキャピ感を合わせもっていました。30代なかばなのにそんな雰囲気がはなにつかないのって、ほぼ持って生まれた天性のキャラクターなんでしょうか。女優としてのオードリーも否定してはいないけれど、"もってる" なと思わざるを得ません。
たいするピーター・オトゥールも、『アラビアのロレンス』の目がギョロギョロした風格ある立ち居振る舞いは一層し、柔らかく美しい物腰と気どった態度で本性を隠すという、いかにもプレイボーイ的な、または詐欺師的な役柄で、オードリー扮するニコルを翻弄させます。2人ともがスターだけど、どこか馴染みやすい抜け具合があるせいか友人のはなし的感覚に陥ってました。
ストーリーは、現代のロマコメに犯罪テイストを入れ込んだ、軽いノリに仕上がっています。気軽に観れる反面、作品のよしあしは役者の魅力に大きく依存していた気もしました。犯罪者だけど決して悪人じゃない父を想う娘ニコルの健気さや、ニコルに惹かれながらも、その想いをひた隠しにしようとするシモンの実は純粋なところが、今作のいちばんのみどころかなあ。

◇監督:ウィリアム・ワイラー 『ミニヴァー夫人』、『ベン・ハー』
◇出演:オードリー・ヘプバーン 『戦争と平和』、『ティファニーで朝食を』
ピーター・オトゥール 『アラビアのロレンス』、『ラ・マンチャの男』
イーライ・ウォラック 『荒野の7人』、『ブルックリン物語』
ヒュー・グリフィス 『栄光への脱出』、『カンタベリー物語』




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