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清須会議 (2013) Japan <Kiyosu Kaigi> [film reviews]

   天正10年、天下統一が目前だった織田信長が、家臣明智光秀によって命を落とした。織田家の家督争いが勃発し、筆頭家老の柴田勝家と明智を討伐した羽柴秀吉が、それぞれに三男信孝と次男信夫を推し後見として激しく対立する。丹羽長秀、勝家と秀吉が想いを寄せるお市の方は勝家に加勢する。一方の秀吉は、軍師黒田勘兵衛や妻のおねねを使って様々な好計を巡らせ、決戦の清洲会議へと挑む。

   『恋するリベラーチェ』のスティーブン・ソダーバーグ監督もそうですが、役者に信頼される監督のもとには、人気・実力共に申し分ない役者たちが集まってくる気がします。また、三谷監督はビリー・ワイルダー監督の大ファンだと公言していますが、笑いシーンの作り方や間のとり方などに、ワイルダーの影響をひしひしと感じました。戦のない歴史映画ですが、起承転結も巧かったですね。

   秀吉は、ずる賢くも策に長けていて、自分の意のままに人をうごかすことに優れています。すべては己の出世のためだったと知りつつも、清洲会議後の織田家の処遇や柴田勝家との戦などを考える時、そのすべては天下泰平のための自己犠牲だったのかなーなんて風にも映りました (たぶん違うと思います)。信長亡き後の時代を平和に仕切れるのは自分しかいないと、自分の器量を計っていたのかも。

   過去、いろんな役者が秀吉を演じていますが、大泉洋はおちゃらけた秀吉を嬉々として演じていて、新しいサル像を作った気がします。家に帰りネットサーフィンし、「清洲会議」後の丹羽長秀や池田恒興がどんな最期を迎えたのかを知り、より今作がわたしの中に深く残りました。監督もたしか、そんな楽しみをしてくださいって言ってた気がするな。戦国時代を、もう一度勉強したくなりました。

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◇監督:三谷幸喜 『ラジオの時間』

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コメント 2

きさ

なかなか面白かったですが、三谷監督らしさは押え目でした。
その分一般的な映画になっていて誰にでも面白いのかも。
やはり大泉洋の秀吉が印象的ですね。役所さんもしっかりと勝家を好演。
あと佐藤浩市のキョドった演技も。
そうそうたる配役の中で剛力さん健闘していました。
前作「ステキな金縛り」のキャラの更科六兵衛役の西田敏行が登場するシーンが楽しかったです。
by きさ (2014-02-04 22:48) 

クリス

本来なら、この会議を経て各武将がどうぶつかり合ったかを描くのがドラマチックだと思うんですが、三谷監督は会議だけで一本のエンターテイメント作品を作ってしまったところが凄いと思いました。nice!をありがとうございました。
by クリス (2014-02-07 10:02) 

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