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ある愛へと続く旅 (2012) Italy | Spain <Twice Born> [film reviews]

   ローマで暮らすジェンマは旧友ゴイコから連絡を受け、息子ピエトロと共にかつて留学していたサラエボへと向かう。20年も前、彼女はこの地でアメリカ人カメラマンのディエゴと恋に落ち、2人は結婚しローマで幸せな結婚生活を送った。しかしボスニア紛争がはじまると、ディエゴは現地へと向かいジェンマも後を追った。子供が欲しい2人は、現地人アスカに代理母としての願いを託すが…。

   『赤いアモーレ』を撮ったイタリア人、セルジオ・カステリット監督の新作は、主演に再びペネロペ・クロスを使い、ローマとサラエボを舞台にした壮大な愛のものがたりです。『赤いアモーレ』は、日本風に言うならフジテレビの平日13時30分からやっている、ドロドロした悲恋を想像させますが、突き抜けた悲壮感があり、ペネロペの捨て身の演技も素晴らしく、なかなか好きな作品です。

   今作は、やはりペネロペ演じるジェンマは、人生で最も愛した男とは添い遂げられず、別れた後の彼の消息を知る(=過去を清算する) 覚悟で反抗期の息子を連れてサラエボへやってきます。ディエゴとの恋人愛、息子と今の夫との家族愛、旧友ゴイコとの友人愛。サラエボという、生き抜くことが困難な地が不思議な縁となって生まれた様々な「愛」の形がクロスしながらストーリーは進みます。

   ペネロペの渾身の演技が光ります。他の男達を圧倒する眼光と魂の震えに、彼女の美しささえ、一瞬忘れます。困難を極めるサラエボの地の歴史と、ボスニア紛争で起こったことの一端も知ることができました。ゴイコ役のアドナン・ハスコヴィッチも、存在感がありました。とても年下とは思えませんが。一点、ディエゴの選択だけは理解できず、それがこの作品への共感度を落としましたね。

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◇監督:セルジオ・カステリット 『赤いアモーレ』

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